桃井かおり 台本見ずに収録するマツコに「最高の冒険!全然いいんじゃない」 ロス移住のススメ

[ 2023年1月15日 11:31 ]

桃井かおり
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 女優の桃井かおり(71)が、14日放送の日本テレビ「マツコ会議」(土曜後11・00)に米ロサンゼルスから出演。MCのマツコ・デラックス(50)にロスでの生活を勧めた。

 10年以上前にロスへ移住した桃井。仕事では55歳から本格的に映画監督に挑戦し、映画祭で11の賞を受賞した。「54歳でこっち来て、アメリカの映画に初めて出て。インディーズの仕事を選んで出て。こっちだと無名だから、若い監督とかニューフェースの監督たちが面白いなと思ったら、かおりと仕事したいとか思ってくれたりするわけよ。そっちの方が日本にいて老けていくよりも、こっちでやっていった方が生き物としては絶対いいはずだと思ったわけ」と述べ、「おばあさんの役しかこないわけなので、っていうかおばあさんなので。私みたいなおばあさんの話を監督として作るか、そういうことですよ。人が作ってくれないなら作るし。俳優もクリエートしなきゃいけない。なんだったらお金出しますよっていうことよね」と持論。さらに「正直に言うと、どういう映画を作るかってのはいつも考えてるけど、桃井かおりをどう生かすかっていうことをすごく考えてるから」と語った。

 また「監督やってる女優なんてのはものすごく嫌みたいですね。めんどくせえって感じなのよね」と周囲の評価をボヤくと、マツコは「思想的にはとても近い所にいてくださってる人だなって改めて感じた。あたし、自分の番組って台本がないんですよ。もちろんカメラマンさんとかが台本ないと準備できないから仮の台本は誰かが作ってくださってる。それを読んでないのは申し訳ないっていつも思ってるんだけど、あたしは収録を台本見ずにやるんですよ。だからそれがすごいめんどくせえな、こいつって軽蔑されてる人もいるんだろうけど。あたしの周りで一緒に仕事してくれてる人は、それをよしとして仕事をしてくれてるスタッフが、あたしの番組をやってくれてるんです」と明かした。

 これに桃井は「もうそれ、最高の冒険じゃないですか!最高の冒険だよ。だってさ、台本作って、なぞってさ、普通のものを作るって一番の敵じゃん、あたしたちの。美意識って多数決じゃないからさあ。全然いいんじゃない、そのままいけば。なんか見つけるんだよ、どうせ。あたしたちみたいな女は。そんな話をロスに来てしようよ~あたし、いい加減なことお愛想でも言えない年頃になってんのよ。働いてパッと逃げて来るのにもいいかもしれないし、ちょうど50くらいからの温度はロスがちょうどいいんじゃないかな?あたしがそうだったから、おぬしもそうだと思う」とロサンゼルス移住をプッシュした。

 「物件見に行くか…」とつぶやくマツコに、「この過ごし方が、気持ちが良い湯加減なの。ロスってけっこう田舎なのよ。八ヶ岳に住んでたころと同じような感じで。1日何もしないで、ご飯作るだけでひなたぼっこして。映画を見て、旦那しゃんが帰ってくるのを待ってるなんていう落ち着いて生きてるって感じですよ」としみじみ語った。

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2023年1月15日のニュース