橋下徹氏 京王線の事件に「社会に孤立孤独対策の何かネットワークのようなものが必要だという議論に」

[ 2021年11月1日 09:04 ]

元大阪市長で弁護士の橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が1日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。京王線で走行中の電車内で、男が油のような液体をまき、刃物を振り回して男女17人がケガをし、男性1人が心肺停止状態となっている事件について言及した。

 10月31日午後8時ごろ、東京都調布市の京王線国領駅付近を走行中の電車で乗客から「車内で油のような液体をまいて男が火を付けた」「刃物を持っている男がいる」との110番通報があった。 警視庁は20代の男を殺人未遂容疑で現行犯逮捕した。「人を殺して死刑になりたかった。2人以上殺せば死刑になると思った。(8月に起きた)小田急の事件を参考にした」と供述。

 橋下氏は「死刑になりたいからという犯罪、最近多いですよね。大体その場合には責任能力が問題になります。以前に、もしかすると責任能力で無罪になった事案があるのかどうなのか。日本の場合には危ないからといって拘束するわけにいきませんので結局のところは犯罪を犯してからの拘束ないし、責任能力になってしまったら医療観察法という別途、入院措置ということをやらないと拘束はできないんですよね」と指摘。そして、「確かに身勝手な犯罪ではあることは間違いない」とした上で現在、議論になっていることとして「今、孤独孤立対策っていうものを日本を挙げてやろうと。身勝手なんですけれども死刑になりたかったという心理状況の容疑者は、もしかするとどこかで何か接触する受け皿的な何か対話してくれるような場所があれば、ここまでの犯罪にならなかった可能性もあって、身勝手なんだけれども今社会に孤立孤独対策の何かネットワークのようなものが必要だというのは、政治でそういう議論になっています」と話した。

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2021年11月1日のニュース