雨上がり決死隊“異例”解散報告 2年ぶり復帰の宮迫&ゲスト「アメトーーク」愛炸裂 笑いと涙の2時間

[ 2021年8月17日 21:50 ]

「アメトーーク特別編」でコンビ解散を報告した「雨上がり決死隊」の宮迫博之(左)と蛍原徹(C)テレビ朝日
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 17日付で解散を発表したお笑いコンビ「雨上がり決死隊」の宮迫博之(51)と蛍原徹(53)が同日午後8時からインターネットテレビ局「ABEMA」などで「アメトーーク特別編 雨上がり決死隊解散報告会」を緊急配信。コンビ初の冠番組となったテレビ朝日「アメトーーク!」(木曜後11・15)の思い出のセットで約2年ぶりの2ショットを披露し、自ら解散を報告した。東野幸治(54)らゲストを招き、日頃の番組のようにトークを繰り広げて解散報告を進める“異例”のスタイル。笑いあり、涙ありの約2時間となった。スタジオの最後は宮迫が蛍原に“代名詞”のドロップキックをお見舞い。最後は「32年間ありがとうございました 今後ともよろしくお願いします」と直筆署名する2人の姿が映し出され、蛍原は「離婚届やんな」と笑いを誘った。「アメトーーク!」がコンビとしての最後の仕事となった。

 この日は2人とも親交があり、番組常連の東野、出川哲朗(57)ケンドーコバヤシ(49)狩野英孝(39)FUJIWARAの藤本敏史(50)原西孝幸(50)がゲスト出演。同局・松尾由美子アナウンサー(42)が進行を務めた。

 冒頭、蛍原が宮迫がスタジオに呼び込んだ。宮迫は2年ぶりの「アメトーーク!」“復帰”。「2年ぶり。ヤバいですね」と開口一番、感極まった。「初めての冠番組ですから、実家と言っていたところに…」と涙ぐんだ。

 今後も「アメトーーク!」は継続。蛍原は降板を申し入れたが、宮迫が説得。久々に芸人仲間とトークをし「楽しい。最高。昨日は寝られなかった」と“アメトーーク愛”を明かした。

 “ひな壇”の東野がフジテレビ「ワイドナショー」のような“名MC”ぶり。ゲストの心境、解散に至る経緯などを引き出した。

 「アメトーーク!」で自身の素の面白さを取り上げてもらった出川は「最後、2人が揃っているこういう場に呼んでいただいて、喜びしかないです。僕なりに思い入れのある番組2人には感謝しかないですね。1つ言えるのは『アメトーーク!』という番組は、間違いなくバラエティー史上に残る番組だから、それを作ったということを誇りに思って、お互い頑張ってほしい。1回、笑いの金メダルを獲ったんだから、2人は」と感謝し、号泣。藤本も「再結成は本当に何年かかってもいいので、じいさんになってもいいので。また再結成の時に、こういう感じで集まってやってほしいです。その時に、もう1回、呼んでほしいです、ここで。悲しいことじゃなく、うれしくて泣きたいです」と泣きじゃくった。原西は「僕たちは雨上がり決死隊大好き芸人です!」と叫んだ。「雨上がり決死隊」&「アメトーーク」愛が炸裂した。

 所属の吉本興業がこの日午後2時、公式サイトで正式発表。この日をもって1989年の結成以来、32年の歴史に幕。蛍原は吉本所属のまま活動を続ける。2019年に発覚した宮迫の「闇営業」問題以来、コンビとしての活動を事実上休止していた。

 コンビ名はNSC(吉本総合芸能学院)7期生の同期で行ったライブのタイトルから命名。コント主体の芸風で人気を博し、お笑いユニット「吉本印天然素材」として東京進出。フジテレビのコント番組「ワンナイR&R」でブレーク。冠番組「アメトーーク!」はテレビ朝日の看板番組の1つとなった。

 宮迫は振り込め詐欺グループのパーティーで事務所を通さない「闇営業」をし、金銭を受け取っていたことが分かり、19年7月、吉本興業との契約を解消。昨年1月からYouTubeを舞台に活動を再開している。

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