大竹まこと JOC山口香理事の「五輪意義なし」発言に賛同 「政府は国民の声を置いて、粘ってる感じ」

[ 2021年5月20日 16:25 ]

大竹まこと
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 タレント大竹まこと(71)が20日、パーソナリティーを務める文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ」(月~金曜後1・00)に出演し、日本オリンピック委員会(JOC)の山口香理事(56)が東京五輪開催に否定的な意見を展開したことなどについてコメントした。

 山口氏は19日、共同通信のインタビューに「国民の多くが疑義を感じているのに、IOCも日本政府も組織委員会も声を聞く気がない。平和構築の基本は対話であり、それを拒否する五輪に意義はない」と、開催を主張し続ける3組織に厳しい意見を述べた。

 山口氏の重い言葉に、大竹は「山口さん、いつも忌憚(きたん)のないご意見をおっしゃっていると思う」とコメント。「日本政府も、大会組織委員会も、国際オリンピック委員会も、『国民の声を聞く気がなくて、勝手にやってるんじゃないの?国民の声はどこにあるの?』みたいな言い方だよね」と続けた。さらに「国民の声を置いておきながら、粘ってるっていう感じがやっぱりするよな」と、山口氏の意見に賛同した。

 番組では、20日付の朝日新聞から「オリンピック強行、政権に逆風」という記事も紹介。当初は五輪開催で政権を好転させる想定だったものの、現在では開催がマイナスになりかねない状態という意見が、菅義偉首相の周辺から漏れ伝わっているというものだった。大竹は「やることがもしかしたら逆風になるかもしれないし、その時の政治がどっちの判断を取るのか俺は関知しないけど、どんどん“道具”になっていくというのが、聞いていて不愉快だよね」と辛辣(しんらつ)だった。

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2021年5月20日のニュース