田村正和さん 横浜に生前墓、健やかな日々を祈り妻とお参りしていた

[ 2021年5月20日 05:30 ]

2016年、テレビ朝日「松本清張ドラマスペシャル」の会見に出席した田村正和さん
Photo By スポニチ

 田村正和さんが1988年に購入した生前墓がある横浜市郊外の公園墓地は、訃報から一夜明けたこの日、静寂に包まれていた。

 墓地は市南部の山中にあり、最寄り駅から坂を10分強上るとたどり着く。田村さんが購入した区画は縦約2.5メートル、横約5メートルと他と比べ広く、その隅には田村さんの名が刻まれた石塔がある。その側面には「空、風、火、水、地」を意味する梵字(ぼんじ)5文字が刻まれている。関係者によると、石塔は墓石ではなく、今後、墓を建立し納骨するとみられる。

 生前墓には、長寿を願い、健やかに人生の使命を終えることができるようにするという意味が込められる。関係者によると「元々、心臓に持病があった田村さんは、たびたび妻の和枝さんと参っておられた。できるだけ健やかな日々を送れるよう祈っていたようです」という。今月中旬に遺族から訃報を伝えられた元マネジャーは「コロナが落ち着いたら食事に行こうと約束していた」と明かしたが、それもかなわぬ旅立ちとなった。

続きを表示

2021年5月20日のニュース