米倉涼子 「シカゴ」振り返り涙「つらかったんですよ…」

[ 2021年3月27日 09:15 ]

米倉涼子
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 女優・米倉涼子(45)が27日、TBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)の最終回のゲストで出演。米ニューヨーク・ブロードウェーで主演したミュージカル「シカゴ」の思い出を振り返り、涙した。

 「シカゴ」では08年日本語版で主演。さらに12年、同作品で日本人女優では54年ぶりにブロードウェー主演を務めた。日本版主演当時を振り返り、「そのミュージカルに関われてることだけで、もう泣いちゃう!みたいな。今でも泣きそう」と目を潤ませ、稽古も「つらかったんですよ…」と目頭を押さえた。

 本場の「シカゴ」に魅了された米倉は、それまで見た出演俳優を「ピックアップしていた」と言うが、本国から来た振り付け家や音楽監督、演出家の面々に稽古で「誰誰のマネしないで。自分がどうして出せないわけ」と見抜かれていたと明かした。「すごいしごかれた。でもしごかれたかいがありました。大変だったけど良い思い出です。ダンサーでもミュージシャンでもないし、女優としても中途半端だし…でも、バレエをやってたから努力しないと実にならないとか、そういうのを身についてるから苦しくはなかった」と振り返った。

 その後、ブロードウェーでも主演を務めることになり、「違った苦しさでしたね」と回想。異国の地から来た女優という周囲の視線を受けながらも「24、5から思ったら言うっていうのを貫いてるんですよ。で、しつこくいったら心開いてくれる人がいたんです。もうおちゃらけるしかない。ボディーランゲージですよね」と必死に向かっていったことを回想。「初日の記憶がないんです。全然見事じゃない。初めてのニューヨークは後悔しかなくて、次いつ(オファーが)来てもいいように運転している時はずっと録音を聞いて、セリフを忘れないようにしていた」とも明かした。

 舞台を経て「太くなりましたね。やっぱり頑張らないとはじきとばされるし、いくらでも代わりはいるので。あと、友達が増えました。かわいがってくれる人たちも増えて、行けばお帰りって言ってくれる人がいる」と語った。

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2021年3月27日のニュース