宝塚「ロミオとジュリエット」初日 礼真琴、舞空瞳が客席を魅了

[ 2021年2月14日 16:45 ]

<ロミオとジュリエット 舞台稽古> ジュリエット役を熱演した舞空瞳(左)とロミオ役を熱演した礼真琴 (撮影・後藤 大輝)
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 星組トップスター礼真琴主演の話題作「ロミオとジュリエット」が14日、兵庫・宝塚大劇場で開幕した。

 シェークスピアの名作をベースにしたフランス発のミュージカルで、宝塚での上演は8年ぶり。礼が入団5年目の13年、初めて新人公演で主演し絶賛されたもので、今回はトップとして再びロミオに挑み上演前から話題だった。

 「心の動き方が、新人公演で演じた時とは全然違う」と話していた通り、高い歌唱力と細かな演技、経験を重ねてもなお、作り上げた初々しいロミオ像がファンを魅了した。さらなる圧巻はフィナーレのデュエット。劇中歌をフラメンコ風にアレンジした曲で、ジュリエット役のトップ娘役・舞空瞳(まいそら・ひとみ)とともに、得意のダンス力を存分に生かし客席のため息を誘った。

 「この作品がなかったら今の自分はいない」と言い切るほど、礼にとってターニングポイントとも言える“ロミ・ジュリ”。「久々にゾクゾク、ワクワクした作品に携われて幸せ。いい意味で作品のイメージをガラっと変えながら、期待を裏切らない舞台を届けたい」と熱演を誓っていた。公演は3月29日まで。東京宝塚劇場では4月16日~5月23日。

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2021年2月14日のニュース