立岩陽一郎氏 医療提供態勢のひっ迫「自衛隊病院や大学病院は大きな役割を…対策の中に入れて」

[ 2021年1月18日 09:25 ]

フジテレビ社屋
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 元NHK記者で国際ジャーナリストの立岩陽一郎氏が18日、フジテレビ「とくダネ!」(月~金曜前8・00)に出演。国内で17日に新たに5759人の新型コロナウイルス感染者が報告されたことについて言及した。

 地域別では東京1592人、神奈川795人、大阪464人など。京都は154人、秋田は12人で最多だった。死者は愛知で6人、東京で5人、北海道、埼玉、千葉、大阪でそれぞれ4人など計49人が確認された。厚生労働省によると、重症者は前日から7人増え972人となり、最多を更新した。

 立岩氏は、入院患者が増加傾向にあり、医療提供体制のひっ迫が深刻になっている現状に「自衛隊病院や大学病院は大きな役割をしなくちゃいけないのに、やはりそういうところをもう少し対策の中に入れてほしいっていうのが私の希望としてはあります」と自身の考えを述べた。

 また、政府が緊急事態宣言の対象に7府県を加えてから最初の週末となった16日の主要駅や繁華街の一部で、前週末の9日に比べ人出が増加したことについて、立岩氏は「ニューヨークは知事がものすごい発言をして、いろいろな対策を取った」と指摘。そして、緊急事態宣言下の繁華街で人出が増えている場所があるという現状に「考えると答えとしては、政治のリーダーシップが人々に伝わっていない。政治家が何をやっているか分からない状況ではなくてしっかりと国民にメッセージを出すっていうこと」と話した。

 NTTドコモが午後3時時点でまとめた主要駅や繁華街の往来データによると、7府県の計17地点のうち4地点で前週末の9日に比べ人出が増加。先行して発令された首都圏1都3県では、渋谷センター街で約10・2%増、新宿・歌舞伎町で約20・5%増、表参道駅で約20・3%増と増加が目立った。

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2021年1月18日のニュース