宮藤官九郎 故・内海桂子さんに感謝…歌詞使用許可に「何てシャレの通じる方なんだ」

[ 2021年1月9日 17:39 ]

宮藤官九郎
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 脚本家で俳優の宮藤官九郎(50)が9日、TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」(土曜前9・00)にゲスト出演し、パーソナリティーを務める「ナイツ」の師匠で、昨年8月に多機能不全のため死去した漫才師の内海桂子さん(享年97)への感謝を語った。

 宮藤が所属し、昨年12月に解散を発表した人気ロックバンド「グループ魂」が発売したアルバム「神々のアルバム」に、「それでも生きなきゃ死んじゃう音頭」を収録。歌詞では、亡くなった各界の大御所の名を列挙しつつ、当時健在だった内海さんについても「内海桂子はノットデッド」という詞を加えた。

 内海さんサイドに確認したところ、「『今はノットデッドですけど、発売の時にそうなったらご迷惑がかかるので』って言われた」という。それでも、「歌入れが2月7日だったんで、『令和2年2月7日現在、という歌詞を加えますんで』ということで」と食い下がり、許可をもらったことを明かした。内海さんの懐の深さに、「何てシャレの通じる方なんだと。うれしかったです」と感謝した。

 宮藤は1年半ほど前、内海さんが出演した寄席を見て、年齢を感じさせないパワフルさに感激。「ものすごく元気だったから、それで『ここ、内海桂子にしよう』と思った」と、内海さんを歌詞に加えることにこだわったという。「ナイツ」塙宣之(42)も、「あの姿を見ると、その歌詞書く理由は分かる」と納得していた。アルバムはコロナ禍で内海さんの死去後の12月に発売が延期されてしまい、宮藤は「もし発売日通りなら間に合ってたんです」と残念がっていた。

 番組では実際に曲が流され、土屋伸之(42)は「こんな歌詞、ないですよ。『2月7日現在』って」と、笑いながら突っ込んでいた。

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2021年1月9日のニュース