舘ひろし 故・渡哲也さんが夢に登場「いまだに亡くなったという感じがしない」

[ 2021年1月9日 14:44 ]

舘ひろし
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 俳優・舘ひろし(70)が9日放送のTBS系「サワコの朝」(土曜前7・30)にゲスト出演し、昨年8月に肺炎で死去した俳優・渡哲也さん(享年78)との思い出を語った。

 MCのエッセイスト阿川佐和子氏(67)から「最後は電話ですか?」と渡さんとの最後のやりとりを聞かれると、舘は「そうですね」と返答。「いつも通り『元気ですか?』ということだったと思う。それが最後だと思って話してませんから。『おう、ひろし、ありがとうな』といつも言ってくれて」と、何気ない日常の会話が最後だったことを明かした。

 渡さんの遺志で、葬儀には立ち会えなかった。「渡さんは静かに送ってほしいという遺志だったようですから、逆に言えば渡さんの死に顔とか亡くなったところを見ていないので、いまだに亡くなったという感じがしないんです」。収録の3日ほど前には、渡さんが夢に出てきたという。「渡さんが生きてるという夢を見たんですよ。『親方、生きてたんですか?みんな亡くなったと思ってますよ』っていう。どこかに信じたくないという気持ちが生きてるんでしょうね」と語った。

 個人事務所で活動していたが、人の勧めもあって石原プロモーションに所属することに。その際、渡さんからは「石原プロに入って自分のやりたい仕事ができなかったり、そういうことがあったんで、お前にはそういう苦労はさせたくない」と、いったんは反対された。それでも、加入の意思を伝えると、渡さんは「この話は俺が預かった」と言い、舘の契約条件について自ら事務所と交渉してくれたという。

 渡さんからは「つらいこともあるけど、傷をなめ合っていこうな」と激励された。「それを言うと、(渡さんが)照れるんです。『言ってねえよ』って。でも、僕はすごく覚えています」と振り返っていた。

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2021年1月9日のニュース