染谷将太 大河「麒麟がくる」本能寺への伏線は「信長のスネ方」

[ 2021年1月9日 08:00 ]

大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じる染谷将太(C)NHK
Photo By 提供写真

 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じる俳優の染谷将太(28)がこのほどメディア各社の取材に応じた。

 2月7日の放送が最終回。クライマックスの本能寺の変へと直進していくことに「信長の感情の波がどう変化していくのか、自分でも楽しみ。その流れの中で光秀と対峙(たいじ)した時、どんな現象が生まれるのか…。想像できないくらい壮大なものになるのではないかと思っている」と高揚感を表した。

 この大河で新たに築いた信長像。従来のカリスマ性だけではなく、人間的な弱みも盛りこんで複雑なキャラクターに仕上げた。

 「自分にとって宝。こんなにじっくり考え、じっくり作り上げることは、ほかのドラマや映画ではできない。信長を演じることが生活の一部になって、気づいたら声の出し方が低くなっていて、自分で『低いなあ』と思ったりする」

 現時点で、光秀が本能寺の変を起こす動機は不明。今後、信長とのやりとりの中で、どのような原因が生じるのかが、重要なポイントになる。

 「これまで信長は光秀に反論されたりすると、スネていた。だんだん話が進むにつれて、そのスネ方が変わってくる。『すん』というスネ方ではなく、激しいスネ方、嫌なスネ方になる。『こんな上司は本当に嫌だ』ということになっていくと思う」

 回を重ねるごとに変貌していく信長。その末路が本能寺の変ということになる。

 その要因として「信長にはピュアさがある。でも、そのピュアさは、自分が力をつけていくと危ないものになる。だんだん自分の感情もコントロールできなくなる」と“ピュアさの暴走”を指摘した。

続きを表示

2021年1月9日のニュース