“やっぱり元ラガーマン”橋下徹氏 高校ラグビー解説出演で熱弁 毒舌なし「人生の宝になる」

[ 2021年1月9日 16:18 ]

第100回全国高校ラグビー大会決勝   桐蔭学園32-15京都成章 ( 2021年1月9日    花園ラグビー場 )

橋下徹氏
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 史上最多63校がそろう第100回全国高校ラグビー大会の決勝が9日、花園ラグビー場(大阪府東大阪市)で行われ、前回大会の覇者・桐蔭学園(神奈川)が、32-15で、初優勝を狙う京都成章(京都)を破り、大会連覇を達成した。

 決勝戦を放送した毎日放送の番組には、元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏(51)がゲストとして生出演。試合は息詰まる熱戦となり、前半終了間際に京都成章が追いついた際に、橋下氏は「(京都成章SH)宮尾くんのパスにしびれましたね」と拍手を送るなど、純粋に試合にのめり込んだ。

 橋下氏は、第67回全国高校ラグビー大会(1987年度)に出場し、トライを奪ったこともある元ラガーマンで、この日は普段のような歯に衣着せぬ発言は“封印”し、奮闘する高校生を称えた。自身が67回大会の3回戦で伏見工(京都)と12-16の激闘を演じた際のことを聞かれると、「もう、魂と魂のぶつかり合いだから、根性論ですよね。それしか思いつかない」と一言。試合開始前にも「僕はあまり根性論は好きじゃないんですが、花園の決勝は根性論ですよ」などと、熱く語った。

 最後は桐蔭学園の連覇が決定。同氏は「桐蔭学園の皆さんは、日本一になって人生の宝、これは間違いない。でも、京都成章もあきらめずに最後のトライを奪った。これからの人生の最大の宝になると思う」と後半終了間際に1トライを返した京都成章も称賛。さらに「コロナ禍で大変だったけど、人生は壁がある。乗り越えて、人生なんぼ、ですよ。それを両校が示してくれた。みんなで乗り越えていきましょう!」と熱く呼びかけた。最後は元ラガーマンの血が騒いだのか、「他のスポーツには申し訳ないけど、やっぱり、ラグビーが一番! 野球選手に会ったら、野球が一番て言うんですけどね。でも、ラグビーが一番」と周囲を笑わせつつも、締めた。

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