杉本昌隆八段 愛弟子・藤井2冠に贈った和服 “勝率100%”に「変な流れができてしまうと困る」

[ 2020年8月21日 14:00 ]

杉本昌隆八段
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 将棋の杉本昌隆八段(51)が21日、テレビ朝日「ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に生出演。20日の第61期王位戦7番勝負第4局でストレート勝ちした藤井聡太2冠(18)=王位、棋聖=の“勝負服”について語った。

 羽生善治九段(49)が21歳11カ月で達成した2冠の最年少記録を28年ぶりに更新し、加藤一二三九段(80)が18歳3カ月で保持していた八段の最年少昇段記録も62年ぶりに塗り替えた藤井2冠。今回の王位戦の2日間では、杉本八段が贈った羽織に袖を通した。

 6月28日の棋聖戦第2局、7月16日の棋聖戦第4局に続いて、師匠が選んだ和服を着たタイトル戦での連勝記録を更新した。杉本八段は「棋聖戦で着ていたのは1年前に買った羽織、袴、着物。一通りそろえて、いつタイトル戦に挑戦してもいいように贈ったもの。昨日着ていたものは最近に贈ったもの」とし、「和服を着て対局するというのは、棋士にとって一番最高舞台。そこで弟子が戦ってくれるということで、頑張ってほしいという思いで贈りました」と打ち明けた。

 今回の王位戦に向けて、杉本八段が贈ったのは薄緑色の羽織。「非常に気に入ってくれたようなので、次回も着てくれそうな感じ」と話した。

 師匠セレクトの和服を着用してのタイトル戦は負けなしの“勝率100%”。「いつも勝っているので、私が贈る着物に関係なく勝つ。常に彼は強いなと思います」と称え、「逆に、私の着物じゃないと勝てないみたいな変な流れができてしまうと困る…」と苦笑した。

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2020年8月21日のニュース