back number ファンクラブツアー残り全公演中止…ライブハウス救済へグッズ売り上げ寄付へ

[ 2020年4月15日 19:33 ]

 人気ロックバンド「back number」は15日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、8月まで開催が予定されていたファンクラブツアー「back number fan club tour 2020 one room party vol.5」の残り全公演を中止にすると発表した。また、ツアー会場で販売予定だったグッズなどをオンラインで販売し、売り上げから経費を除いた全額をライブハウス救済のため寄付することも併せて発表している。

 1月29日に開幕した同ツアーだったが、2月26日に同28日、29日の愛知公演(Zepp Nagoya)、3月6、7日北海道公演(Zepp Sapporo)の開催中止を発表。その後、4月末までの計14公演も相次いで中止となった。5月以降に振替公演を行うことで調整し、日程が発表されていた会場もあったが、「先日政府から『緊急事態宣言』も発令され、感染拡大が収束に向かっているとは言い難い状況において、5月からの振替公演を行うことは難しいと判断致しました」と5~8月の全ての振替公演を中止とすることが発表された。

 公式サイトでは、「公演の半数近くが中止となることによってこのツアーがどうあるべきか、メンバー・スタッフ一同で必死に協議しましたが、この状態ではツアーとして成立させるのが難しいということもあり、5月から8月までの全ての振替公演を中止とさせていただき、仕切り直して来年2021年に『one room party vol.6』として、新たなツアーを開催することがベストな選択であるとの結論に達しました」としている。

 また、ツアー会場で販売予定だったグッズと清水依与吏撮影の写真がプリントされた限定Tシャツについて、オンラインショップにて期間限定でチャリティーセール販売を行うことも併せて発表。「back numberの活動の原点とも言える場所『ライブハウス』が、新型コロナウイルス感染拡大の影響により長期の休業を余儀なくされ、存続の危機に瀕しているところもたくさん出てきています。そんなライブハウスのために少しでも力になりたいというメンバーの想いから、この期間のオンラインショップの売り上げに関しては、経費を除いた全額をライブハウスに寄付させていただきます」としている。

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2020年4月15日のニュース