月9「海月姫」第2章突入!原作と異なる怒濤の展開 三角関係はややこしさに拍車

[ 2018年2月19日 18:30 ]

第2章に突入する月9ドラマ「海月姫」第6話の1場面(C)フジテレビ
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 女優の芳根京子(20)が主演を務めるフジテレビ“月9”「海月姫(くらげひめ)」(月曜後9・00)は第6話(19日放送)から第2章に突入。同局編成企画の渡辺恒也氏に後半の見どころを聞いた。

 原作は、代表作に「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」などがある人気漫画家・東村アキコ氏の同名ヒット作。2010年にはテレビアニメ化され、14年12月には実写映画が公開された。

 今回は初のテレビドラマ化。芳根演じる筋金入りの“クラゲオタク女子”月海(つきみ)が女装美男子・蔵之介(瀬戸康史)&童貞エリート・修(工藤阿須加)の凸凹兄弟に出会い、新しい自分と新しい生き方を見つける姿を描く。さらに兄弟と三角関係に陥り、自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

 昨年11月にコミックス最終17巻が発売。実写映画版はクライマックスとして用いられ、ドラマは第5話(12日放送)に収められたファッションショーの場面は原作上は第7巻。ドラマ第2章は第8巻以降を描き、映画版にもアニメ版にもなかった新しい物語が展開される。

 第5話で自分たちが住む男子禁制アパート「天水館」を舞台にファッションショーを開き、見事成功したオタク女子軍団「尼〜ず」だが、次々に試練が訪れる。

 「これまで蔵之介の勢いに乗せられて突き進んできたクラゲドレス制作は、ビジネスの面からは所詮素人。先行き不安から疲労とイラ立ちを覚えた尼〜ずたちの間に、亀裂が生まれてしまいます。天水再開発のデベロッパー・稲荷(泉里香)は、修を落とすことに失敗して天水館の買収を断念…するどころか、天水館のオーナー・千世子(千絵子=富山えり子=の母)に接近し、契約を推し進めようとするだけでなく、尼〜ずに対しての精神攻撃にも余念がありません。尼〜ずはますます追い詰められることになっていきます」

 そこへ第6話からは、敏腕ドレス職人・ノムさん(安達祐実)に並び、尼〜ずの助っ人になる縫製会社経営のインド人女性・ニーシャ(江口のりこ)が登場。彼女たちの助けを得て、尼〜ずはどのように窮地を脱するのか。

 “ややキュン(=ややこしくてキュンキュン)”と銘打った月海×蔵之介×修の三角関係の行方も注目だが「本人たちの思いとは別に、運命に導かれるようにして兄弟同士、一進一退の攻防が続いていきます」。その中、第7話(26日放送)からは三角関係に一石を投じることになる「第三の男」、アパレル業界の異端児としてアジア各国に名を轟かす実業家カイ・フィッシュ(賀来賢人)が登場。事態はややこしさに拍車がかかる。

 原作は「シンガポール編」として、月海の“ある決断”をめぐる騒動が描かれるが「原作とも異なるドラマ版ならではの怒濤の展開が待ち受けます」と予告。月海や尼〜ずは天水館買収を食い止め、居場所を守れるのか。蔵之介や修は自分の思いを伝え、それぞれの願いを叶えられるのか。「新感覚のシンデレラ・コメディーでありつつも、王道ラブストーリーとしてのおもしろさを最後までお届けしていきたいと思います」と力を込めた。

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2018年2月19日のニュース