西野カナ“女の子の本音”ラップ風で新境地、映画「となりの―」主題歌書き下ろし

[ 2018年2月19日 05:00 ]

ラップ風の歌で新境地を切り開いた西野カナ
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 歌手の西野カナ(28)が4月27日公開の映画「となりの怪物くん」(監督月川翔)の主題歌を書き下ろした。菅田将暉(24)と土屋太鳳(23)がダブル主演で人気コミックを実写化する話題作。歌詞を詰め込むラップ風の曲調に仕上げ、新境地を切り開いた。

 映画はガリ勉で冷血な女子高生と、教室で隣の席の問題児が繰り広げるラブストーリー。“恋愛ソングのカリスマ”西野が主人公を思い浮かべて作詞した。曲名は「アイラブユー」。女の子の本音を“語り口調”のように重ねる「メッセージ・ラブソング」に仕上げた。

 映画主題歌を手掛けるのは6作目。「トリセツ」を提供した「ヒロイン失格」は興収24億円と大ヒット。西野の歌も後押ししたといわれている。

 西野は「アイラブユー」について「大切な人に対して“やっぱり私はキミでよかった”と、ふと思う瞬間を歌にしました」と説明。「不器用ながらも次第に心を通わせていく主人公の2人のように、皆さんも、この曲を聴いて、隣の大切な人との絆を深めてもらえたら」と呼び掛けた。デビュー10周年イヤーの第1弾シングルとして4月18日に発売。

 主題歌だけでなく、挿入歌にも「Best Friend」(10年)など持ち歌5曲を提供。映画の全編が西野の歌で構成されることになった。月川監督は「100分の映画で高校時代の3年間、そして多くの魅力的な登場人物を描くにあたり、どうしても直接は描かれない余白が生じますが、その余白を、西野さんの楽曲が豊かに膨らませてくださいました」と、手応えを語っている。

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