「陸王」第8話は自己最高更新17・5%“包囲網”かいくぐり前回から大幅2・8P増

[ 2017年12月11日 09:02 ]

TBSドラマ「陸王」に出演する(左から)山崎賢人、役所広司、竹内涼真
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 俳優の役所広司(61)が主演を務めるTBS日曜劇場「陸王」(日曜後9・00)の第8話が10日に放送され、平均視聴率は17・5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが11日、分かった。前回第7話から大幅2・8ポイント増。第5話の16・8%を0・7ポイント上回り、自己最高を更新した。

 第1話(10月15日)は日本テレビ「世界の果てまでイッテQ!」2時間スペシャル(20・4%)、第2話(10月29日)はフジテレビ「プロ野球・日本シリーズ」(11・2%)、第4話(11月12日)はテレビ朝日の映画「シン・ゴジラ」(15・2%)、第6話(11月26日)は日本テレビ「誰も知らない明石家さんま」(13・9%)、第7話(12月3日)はテレビ朝日「M―1グランプリ2017」(15・4%)と裏の強力番組とぶつかってきた。

 その中、第1話=14・7%、第2話=14・0%、第3話=15・0%、第4話=14・5%と堅調に推移。第5話=16・8%と自己最高をマークし、第6話=16・4%、第7話=14・7%と好調をキープ。他局の“包囲網”をかいくぐり、今回、自己最高を塗り替えた。残り2話。大台20%超えを狙う。

 昨年7月に発売された作家・池井戸潤氏の同名小説(集英社)をドラマ化。同局による池井戸氏作品のドラマ化は「半沢直樹」(2013年10月クール)「ルーズヴェルト・ゲーム」(14年4月クール)「下町ロケット」(15年10月クール)に続き、4回目。経営危機にある創業100年以上の老舗足袋業者「こはぜ屋」が会社存続を懸け、ランニングシューズ“陸王”の開発に挑む企業再生ストーリー。脚本・八津弘幸氏、チーフ演出・福澤克雄氏のゴールデンコンビが、またもタッグを組んだ。

 役所の連続ドラマ主演は02年のフジテレビ「盤嶽の一生」以来15年ぶり。TBSの連ドラ主演となると、1997年7月クール「オトナの男」以来20年ぶり。こはぜ屋の4代目社長・宮沢紘一を演じる。紘一の長男・大地に山崎賢人(23)、こはぜ屋のランニングシューズを履く「ダイワ食品」陸上部の長距離ランナー・茂木裕人に竹内涼真(24)と今をときめく若手人気俳優をキャスティング。箱根駅伝3連覇の青学大陸上競技部長距離ブロックの原晋監督(50)が走法指導と監修として参加。竹内らランナー役の出演者を鍛え上げた。

 第8話は“陸王”を生産する機械が故障する危機に追い込まれた宮沢(役所)は、江幡(天野義久)から宣伝の効果を狙い「市民駅伝に参加しないか」と提案される。宮沢は「そんな場合ではない」と一度は断るが、“陸王”が人の目に触れることでスポンサーが見つかるかもしれないと出場を決める。その後、市民駅伝を終えた宮沢は、坂本(風間俊介)から紹介された、宮沢の会社の買収を画策する企業の社長・御園(松岡修造)に会う…という展開だった。

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2017年12月11日のニュース