工藤阿須加「海月姫」で月9初出演!“童貞エリート”シュウシュウ役 原作の設定変更し弟に

[ 2017年12月11日 07:00 ]

来年1月スタートの「海月姫」で月9初出演する工藤阿須加。“童貞エリート”鯉淵修を演じる(C)フジテレビ
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 俳優の工藤阿須加(26)が30年の歴史を誇るフジテレビの看板枠“月9”に初出演することが10日、分かった。東村アキコ氏の同名人気漫画を初めてテレビドラマ化する「海月姫(くらげひめ)」(来年1月スタート、月曜後9・00)で“童貞エリート”鯉淵修を演じる。女装美男子・鯉淵蔵之介に扮する瀬戸康史(29)と兄弟役。芳根京子(20)演じるヒロイン・倉下月海と“ドラマ史上最もややこしい三角関係”の一角を担う。原作は修が兄、蔵之介が弟だが、ドラマは設定を変え、蔵之介が兄、修が弟になる。

 筋金入りの“クラゲオタク女子”月海(つきみ)が凸凹兄弟に出会い、新しい自分と新しい生き方を見つける姿に加え、兄弟と三角関係に陥って自分には一生縁がないと思っていた恋を知る姿を、ギャグを交えながら描く新感覚の“シンデレラ・コメディー”。

 蔵之介のキャストが瀬戸と発表され、誰がシュウシュウ(修=しゅう)を演じるのか、注目されていた。

 原作は修(2014年公開の映画版=長谷川博己)が兄、蔵之介(同=菅田将暉)が弟だが、29歳の瀬戸と26歳の工藤の「実年齢のバランスを踏まえて、原作の設定とは違い、修(工藤)が1歳下の弟という設定」(フジテレビ編成企画の渡辺恒也氏)に変更。「シュウシュウの持つ生真面目なゆえのピュアさや、初めての恋に翻弄され、先が見えなくなるキャラクターはそのままですので、原作ファンの方もご安心ください」としている。

 蔵之介と修は、与党の最大派閥を率いる大物国会議員・鯉淵慶一郎を父に持つ腹違いの兄弟。付き合った女性は数知れないプレイボーイ、そしてファッションとして女装を楽しむ規格外な個性を放つ自由奔放な性格の蔵之介に対し、修は超がつくほど真面目な性格。来る選挙戦に向けて父の秘書として働きながら、政治家の道を継ぐべく将来を嘱望されている。しかしながら、とある過去の出来事が女性への苦手意識としてトラウマになってしまった結果、付き合った女性は一人もいないという“童貞エリート”。

 工藤は「コミック原作のキャラクターを演じさせていただくうれしい気持ちと、ファンの方々をガッカリさせられないという不安。両方思いました。僕も『海月姫』を読んでハマった1人なので、ドラマだからこそ創れる世界をファンの方々にお届けできるのではないかと心躍らせました」と初ドラマ化の感想。

 「登場人物が全員独特ですし、僕が演じさせていただく修も仕事の時は凛とした佇まいのエリート。だけど、恋をしている時の女性への免疫のなさがギャップという設定で、とても惹かれました。原作ファンの方、初めて海月姫を知る方、両方に楽しんでいただける作品にしたいです。工藤阿須加で良かったと思ってもらえるように取り組んでいきたいです」と張り切っている。

 フジテレビ編成企画の渡辺氏は「修というキャラクターの持つエリートならではの世間慣れしていない雰囲気が、工藤さんご本人の人柄にもピッタリ、ハマっていると感じ、オファーしました。スーツに身を包み、眼鏡をかけた工藤さんは、修そのもの!」と起用理由を説明。原作の東村氏も「政治家の秘書なのに女性と付き合ったことがない堅物&ピュアな役なんですが、工藤くんなら絶対にバッチリ、ハマる!!!と思いました」と太鼓判を押した。

 渡辺氏は「月海×蔵之介×修の三角関係の行方に、この冬は“ややキュン(=ややこしくてキュンキュン)”間違いなしです!」とアピール。社会現象を巻き起こしたTBS「逃げるは恥だが役に立つ」(昨年10月クール)の“ムズキュン”に対抗するキャッチフレーズを考案し、ヒットを狙う。

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2017年12月11日のニュース