クドカン“DV夫”役 田中麗奈を殴る蹴る「つらすぎて記憶抹消」

[ 2017年4月8日 06:30 ]

映画「幼な子われらに生まれ」に出演する宮藤官九郎
Photo By 提供写真

 脚本家で俳優の宮藤官九郎(46)が、映画「幼な子われらに生まれ」(監督三島有紀子、8月26日公開)で“DV夫”を演じる。

 作家・重松清氏の同名小説が原作で、家族のあり方を問い、不器用な大人たちの成長を描くヒューマンドラマ。主人公はバツイチの中年サラリーマン・信(浅野忠信)で、宮藤は信と再婚した奈苗の元夫・沢田役。子供が生まれると家庭を顧みなくなり、ギャンブルにのめり込み、DVが原因で離婚。実娘が会いたがっていると知っても冷たい態度を取り、信に金をせびるなど、たちの悪い人物だ。

 今年1月から放送され好評を博したTBSドラマ「カルテット」では、どこか憎めない“ダメ夫”を演じたが、今回はよりシリアスな役柄で「嫌悪感を通り越して、こんなふうにダメな自分を正当化して生きられたら楽だろうなと憧れを抱きつつ、とにかく嫌なヤツに徹しようと思いました」と説明。田中麗奈(36)が演じる奈苗にDVするシーンが「一番大変だった」と振り返り、「大ファンである田中麗奈さんを殴る蹴る罵倒するシーン。正直覚えていないです。つらすぎて記憶を抹消したんだと思います」と明かすほどの白熱の演技を見せた。

 信の前妻・友佳役は寺島しのぶ(44)。大学の准教授としてキャリアを重ね、大学教授と再婚したが後悔を抱えている役どころで「三島監督と浅野さんと作り上げていくことが楽しかった」と話している。

続きを表示

この記事のフォト

2017年4月8日のニュース