京唄子さん伝説 父の香典で焼きイモ販売、1億円着服犯見破る…

[ 2017年4月8日 05:30 ]

京唄子さん死去

95年、芸能生活50周年に故・鳳さんとの思い出の作品を演じた京唄子さん
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 ◇1億円着服事件の犯人見破る 87年、チケットを売る協力をしてもらった京都市の会社社長に保険の勧誘を受け契約。社長は大手損保会社の代理店として集金していたが「言動が心配だし、評判も良うない。おかしい」と損保会社幹部に相談。保険金を1億円着服していたことが判明し「凄い眼力」と話題に。

 ◇骨折でも女優魂 66年に骨盤骨折で全治6カ月の重傷も、わずか3カ月で仕事復帰。94年、座長公演「京洛の女」の稽古中に転倒し右手首を骨折。全治2カ月も、ギプスをはめて初日に臨み「役者として恥ずかしい」と涙であいさつ。

 ◇父の香典で焼きイモ販売 家計が苦しかったため、父の葬式の香典5000円を元手に「焼きイモ屋をやろう」と母へ提案。最初の夫との間の長女を出産するまで、生計を支えるため焼きイモを売って回った。

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2017年4月8日のニュース