ダウンタウン 爆笑呼んで万博呼ぶ!誘致委員アンバサダーに就任

[ 2017年3月28日 05:30 ]

誘致委員会発足式に出席した(左から)松井一郎・大阪府知事、榊原定征・日本経済団体連合会会長、アンバサダーのダウンタウン・松本人志、浜田雅功、二階堂俊博・国会議員連盟会長
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 ダウンタウンの松本人志(53)と浜田雅功(53)が、27日に発足した「2025日本万国博覧会誘致委員会」のアンバサダーに就任し同日、都内で行われた発足式典に出席した。

 自民党の二階俊博幹事長(78)や松井一郎大阪府知事(53)ら政財界の大物が居並ぶ堅苦しい雰囲気の中、松本は「どうします?この空気。我々でよかったんですかね。中川家あたりでよかったんじゃないですかね」と後輩芸人の名を挙げ冗談交じりに戸惑いを表現しつつ「東京五輪でいう滝川クリステルみたいな位置。向こうは“お・も・て・な・し”でしたから、こっちは“な・に・も・な・し”で」とギャグを披露し、会場を爆笑させた。

 所属事務所の関係者によると、82年のコンビ結成以来「公的な機関や行事のアンバサダーを2人で務めるのは初めてだと思う」。万博誘致の中心となる大阪府の担当者は「大阪から日本全体にムーブメントを盛り上げることのできる著名人として、ダメ元でお願いしたら受けていただけた」と説明する。

 70年に大阪で行われた日本初の万博開催時はともに兵庫県尼崎市在住の小学生。「平日に行ったがカナダ館しか入れなかった」(松本)、「僕もケニア館だけ」(浜田)と思い出を披露。松本が「浜田さんのお父さんはペンキ屋で、ソ連館の壁を塗った」と話すと浜田が「万博が実施されたらちょっとでいいから(父親に)塗らせてほしい」と要望し笑いを誘った。

 最後に浜田が「55年ぶりに大阪で万博をやっていただきたい。国を挙げて頑張ろう!」と力強く宣言すると、松本が「2025年までの8年間、あなた本当に何も問題起こしませんか?それが心配」と絶妙の返し。居並ぶ政治家を爆笑させる、期待通りのパワーで誘致成功へ勢いをつけた。

 ▽70年の万博 大阪府吹田市で、3月14日から9月13日の183日間開催。外国人約170万人を含む約6500万人が来場した。「人類の進歩と調和」を掲げ、77の国家や多数の企業が参加しパビリオンを形成。国家にちなむ珍しい展示物や、動く歩道やワイヤレスフォンなどの近未来技術が紹介された。アメリカ館に展示されたアポロ12号が持ち帰った「月の石」には連日大行列ができた。三波春夫さんらが歌ったテーマ曲「世界の国からこんにちは」がヒット。芸術家の岡本太郎氏がデザインした「太陽の塔」は現在も地域のシンボルとして残る。

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2017年3月28日のニュース