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現行のR―1のシステムに物足りなさ 演者の悔いが残らない大会に

「R−1ぐらんぷり2017」で優勝したアキラ100%
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 3792人が参加した今年のR―1ぐらんぷりの頂点に立ったのは、おぼん1枚で股間を隠し、見えそうで見えない裸芸が持ち味のアキラ100%。42歳の苦労人の快進撃に周囲の芸人らも大喜び。仕事のオファーも、これまでの1年分を超える50本以上が舞い込んでいる。「優勝翌日から1日3〜4本の仕事をこなしてます。ゴールデンウィークまでびっしり埋まっていますね」(事務所関係者)。そんな話を聞くと、こちらも嬉しくなってくる。

 R―1は「RAKUGO」の「R」を取り、「新型落語宣言」という括(くく)りで2002年に始まった。基本的にオペレーター付きなら音源を使っても良いし、ホワイトボードでも、VTRでも「何でもあり」というスタイル。唯一、座布団の上でネタをやる縛りがあったが、第2回以降は制限が大きいとの理由で撤廃となった。09年まではゴールデンタイムでの生放送ではなく、敗者復活戦もなし。11年にはトーナメント戦で勝者を決めた。

 そんなマイナーチェンジを続けてきたが、12年から始まった3ブロックに分けての決勝戦には個人的に物足りなさを感じる。M―1グランプリは審査員の点数により全ファイナリストの順位が決まるが、R―1は最終ラウンドに進むA、B、C各ブロック1位を審査員がポイント制で決める。3ブロックに分けているところに、どうしてもゲーム性の強さを感じてしまう。過去にM―1に近い大会もあったが、ルールはやはりシンプルイズベストではなかろうか。

 番組関係者は「会場のお客さんに対しての空気作りがあまりよくないと思います。セットも含め、ネタ自体が受けにくい環境になっている」とも指摘する。そこも大きな問題だ。今大会は関東で視聴率が10%を切って、9・2%(ビデオリサーチ社調べ)となった。

 「R―1王者はブレークしない」とのジンクスがあるだけに、アキラ100%がメチャクチャ売れることに期待したい。15年に関西ローカルの番組企画で、カナダのケベック州で全裸芸を披露した時はバカウケ。「絶対見せないdeSHOW」や「丸腰刑事」は海外でも十分通用するはずだ。

 ブルゾンちえみがネタを飛ばすという涙のハプニングもあった。ツボにはまったのは三浦マイルドとおいでやす小田のネタだ。4000人近いピン芸人は毎年、新しいネタを作って本気で挑む。「番組は楽しく、勝負は分かりやすく」。演者の悔いの残らない大会となることを願いたい。(記者コラム)

[ 2017年3月14日 10:00 ]

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