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SMAP 深い“ロス”生んだ要因 短命だったアイドルを長寿化「伴侶型」アイドルに

主なジャニーズグループの活動期間※結成から
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 大みそかをもって解散するSMAPが5人そろっての最後の活動になったフジテレビ「SMAP×SMAP」最終回から2日たった28日も、ネット上などでは国民的グループの解散を惜しむ“SMAPロス”が広がった。これほどの喪失感に包まれる背景について、アイドル評論家の中森明夫さんは「SMAPが“解散しないアイドル”というモデルをつくったことが大きい」と指摘する。

 SMAP以前、男性アイドルグループの歴史は短命が“常識”。曲を売るのが最大の目的で、そのピークを過ぎた20代後半には解散することが多かった。中森さんは「90年代、音楽番組の激減で出る場所を失ったSMAPのメンバーは、バラエティーやドラマなどさまざまな分野で得意分野を磨いた。その結果、年齢を重ねるごとにファンや支持を広げていった」と説明する。

 足がかりになったのが1996年4月にスタートした「SMAP×SMAP」だ。看板コーナー「ビストロスマップ」の第1回ゲストは、当時50歳だった女優の故大原麗子さん。アイドル番組に、メンバーより約30歳も年上のゲストを呼ぶのは当時“常識外”だったが、番組はその後も年齢、男女、国籍を問わないゲストを起用し続け、幅広い視聴者を獲得。老若男女から「キムタク」の愛称で親しまれた木村拓哉(44)人気は社会現象になり、SMAPは国民的スターの地位を築いていった。

 中森さんは「曲作りに新しいクリエーターやアーティストを積極的に起用したのも特徴だった。その結果、誰もが口ずさめる曲が次々に生まれた」と振り返る。被災地支援などにも積極的に参加。アイドル文化に詳しい社会学者の太田省一さんは「それまでのアイドルは一時期に夢中になる存在だったが、SMAPは人生のパートナーのような存在になった」と解説する。

 SMAP以降、男性アイドルグループは10年以上が当たり前の“長寿化”となった。中森さんは「芸能史におけるSMAPの功績は計り知れない。その偉大なグループがメッセージもなく終わった。喪失感と割り切れない思いが“ロス”を生んでいる」と語る。

[ 2016年12月29日 09:30 ]

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