香川照之 薬師丸ひろ子に鳥肌「神だな、この人」

[ 2016年6月21日 16:42 ]

「百合子さんの絵本/ 陸軍武官・小野寺夫婦の戦争」試写会に登場した薬師丸ひろ子(左)と香川照之

 女優の薬師丸ひろ子(52)と俳優の香川照之(50)が21日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた終戦スペシャルドラマ「百合子さんの絵本~陸軍武官・小野寺夫婦の戦争~」(7月30日後9・00)の試写会に出席した。

 「ムーミン」など児童文学の翻訳者として知られる小野寺百合子氏と、その夫でスウェーデン・ストックホルムに駐在し、陸軍武官として諜報活動を行っていた小野寺信氏の夫婦の愛と絆を描くスペシャルドラマ。1940年代から80年代までを描いており、昨年9月の約1週間のスウェーデンロケから撮影がスタートした。

 実在の百合子さんを演じるにあたり、「とてもとてもプレッシャーだった」という薬師丸。文献などを読んで役作りに励んだといい、「(香川やスタッフに)いい意味で追い詰められ、手探りでしたけど、何とか完走できた。35歳から75歳までを演じたんですが、生き抜いたなという気持ち」と充実の表情を浮かべた。

 役作りについて香川は「顔と体つきとかの写真を穴が空くほど見ます。顔にどれだけ肉薄するかがとにかく重要な課題。こだわったのはメガネですね。ピタッとあうメガネを見つけた時はいける!と思った」と話した。印象的だったことを聞かれた香川は「撮影ではないんですが」と前置きしたうえ、打ち上げでのエピソードを披露。「1番思い出に残っているのは打ち上げの時に薬師丸さんがミニコンサートと称して、『セーラー服(と機関銃)』『探偵物語』『Wの悲劇』『あまちゃん(潮騒のメモリー)』を歌ってくれた。この4曲が鳥肌が立つぐらい覚えています。神だな、この人と思った」と目を輝かせた。

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2016年6月21日のニュース