06年まで「甲子園の詩」執筆…阿久悠さんに感謝状

[ 2014年1月17日 05:30 ]

挨拶する故・阿久悠さんの長男・深田太郎さん(左)と夫人の深田雄子さん

スポニチ創刊65年「感謝の集い」

(1月16日 東京都港区グランドプリンスホテル新高輪)
 2007年8月に尿管がんのため70歳で亡くなった作詞家で作家の阿久悠さんと日本プロゴルフ協会(PGA)元会長の松井功さんに対し、森戸社長から感謝状が贈られた。

 阿久さんは79年から06年まで本紙に「甲子園の詩(うた)」を連載。夏の選手権を全試合観戦し、毎日1試合を選んで詩にしていた。スポニチ文化芸術大賞の選考委員も第1回から第15回まで務めるなど本紙と縁が深く、森戸社長は「長くスポニチの仲間でした。紙面を通して多くの読者の方々に感動を伝えてくださった」と感謝の思いを述べた。

 この日は妻の深田雄子さんと長男の太郎さんが代理で登壇。太郎さんは「甲子園の詩は、野球少年だった本名の深田公之(ひろゆき)と作詞家の阿久悠が、1年で14日間だけ出会うことができる場所だった。だからこそ、父はこの連載を非常に大切にし、楽しんで書き上げていたのだと思う」と振り返り、「間違いなく、父のライフワークでした」と力を込めた。
 
 一方、松井さんに対して森戸社長は「スポニチのゴルフイベントに欠かすことのできない存在」と強調。松井さんは「いろんな形でプロゴルファーのために、PGAのために紙面を割いていただいたことに感謝したい」とあいさつした。

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