13年の音楽ソフト売り上げ1割減 初の3000億円割れ

[ 2014年1月17日 04:00 ]

 音楽情報会社オリコンは16日、2013年のCDやDVDなど音楽ソフトの売り上げ動向をまとめた「年間マーケットレポート」を発表した。総売り上げは前年比10・3%減の約2934億円。3000億円を割るのは2004年に調査を開始して以来、初めてだという。

 同社によると、主な要因はアルバム売り上げの大幅な落ち込みで、前年に比べ約266億円のマイナス。12年は松任谷由実さんや桑田佳祐さんらのベスト盤が好調で、売上額20億円以上のアルバムが12作あったが、13年は嵐の1作のみだった。

 シングルはAKB48などのアイドル人気に支えられ、売上額は横ばい。

 ジャンル別では、Jポップ、洋楽などが軒並み売り上げを減らす中、「進撃の巨人」「あまちゃん」などのヒット作が出たアニメ・サントラだけが売り上げを伸ばした。

 歌手・グループ別では、前年3位の嵐が約142億円を売り上げてトップ。2位は約133億円のAKB48、3位は約54億円でB’zだった。

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