牛島和彦氏 朗希の次の課題は左打者の内角を攻める意識付け

[ 2024年4月24日 05:27 ]

パ・リーグ   ロッテ2―4ソフトバンク ( 2024年4月23日    ZOZOマリン )

87年9月10日、チーム5000試合目の日本ハム21回戦に登板した牛島氏
Photo By スポニチ

 【牛島和彦 視点】佐々木は悪くなかった。真っすぐは走り、スライダーは制球され、フォークも落ちていた。唯一、左打者の内角に直球を投げ込めなかった。ボールでもいいから内角を突く意識付けができれば展開は変わったはず。フォークを捉えた近藤の先制打も生まれなかったかもしれない。

 僕の現役時代がそう。左打者を踏み込ませないため、内角にボール気味の直球やスライダーで意識付けし、外寄りにフォークを投げた。直球の威力が戻った佐々木も、内角を攻めるイメージづくりをすれば、今よりも楽に抑えられるはずだ。

 私も5000試合の節目に登板し、その試合は勝てなかった。今回は1万試合という記念すべき試合。勝てれば良かったが、佐々木が課題をクリアしていき、勝ち星を順調に重ねていけばチームも上昇気配となるだろう。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年4月24日のニュース