巨人・赤星 7回力投も遠い今季初白星 2―2の7回、捕手・岸田のけん制悪送球で勝ち越し許す

[ 2024年4月24日 20:34 ]

セ・リーグ   巨人―中日 ( 2024年4月24日    東京D )

<巨・中>3回を終えた赤星(右)・岸田バッテリー (撮影・西川祐介)
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 巨人の3年目右腕・赤星優志投手(24)が24日の中日戦(東京D)で今季2度目の先発登板。7回8安打3失点(自責2)と粘投したが、昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季初勝利を手にすることはできなかった。

 初回、1死から田中に中前打された後、カリステに左翼ポール直撃の1号2ランを被弾。開始から11球で2点先制を許した。

 それでも味方打線がすぐさま奮起。2回に萩尾の適時三塁打で1点差とすると、岸田の犠飛で萩尾も生還してあっという間に追いついた。

 その後は相手先発の37歳右腕・涌井との投げ合いで2―2のまま試合が進行。6回には1死から中田、細川に連打を許して一、二塁のピンチを招いたが、サインプレーによるけん制球で二走・中田を刺し、2死一塁としてから岡林を打ち取ってこの回も得点を許さなかった。

 だが、7回だった。先頭・木下に左翼線二塁打を許し、代走に俊足の尾田。犠打で1死三塁となった。ここで打席に迎えたのは涌井の代打・大島。その4球目で空振りを取った際、リードの大きい尾田を見て捕手の岸田が三塁へけん制球を投げたが、この送球が帰塁した尾田の足に当たる間に勝ち越しの本塁生還を許し、赤星はこの回を投げ切って降板となった。

 中継ぎで今季初登板となった3日の中日戦(バンテリンD)では2番手として3回完全投球を披露し、自己最速の154キロもマーク。今季初先発となった17日の阪神戦(甲子園)では5回3安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、チームは0―2で敗れて赤星は今季1敗目を喫していた。

 赤星の投球内容は7回で打者28人に対して102球を投げ、8安打3失点(自責2)。4三振を奪い、四死球はなし、直球の最速は150キロだった。
 

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