広島・野間 開幕へギアチェンジ!5日2軍戦に志願出場「試合をやった流れで1軍へ」攻守で万全仕上げだ

[ 2024年3月5日 05:45 ]

広島・野間
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 広島・野間峻祥外野手(31)が4日、荷物整理のため、マツダスタジアムを訪れ、きょう5日からの春季教育リーグ・くふうハヤテ静岡戦(ちゅ~る)に志願出場すると明かした。今春キャンプは若手の力を見極める首脳陣の意向もあり、2軍スタートとなったが、8日の中日戦(マツダ)からは1軍に合流する予定。3月29日のDeNAとの開幕戦(横浜)に向け、万全仕上げを誓った。

 野間が、きょう5日からの2軍戦に志願出場する。あす6日の1軍全体練習には参加せず、そのまま8日の中日戦に向かう見込みだ。実戦の中で、ギアチェンジを図り、開幕に向けて仕上げに取りかかる。

 「練習で(実戦間隔が)空くより、試合をやった流れで(1軍に)行きたい。向こう(静岡)に行くので、打席もそれなりに立てればいいかなと思う」

 ここから本番モードに入る。今春キャンプは首脳陣の意向もあり、2軍でじっくり調整を進めてきた。特に、打撃に力を入れ、長打力アップのため、オフから継続して、打撃改造に取り組んできた。その成果について「レベルが高い投手に対応していくために、そこは実戦の中で、いろいろ試してやっていく」と試行錯誤の段階を強調したが、状態は上々だ。2軍では2月16日の社会人・日本新薬戦を皮切りに、実戦を重ね、春季教育リーグは2試合で5打数2安打1打点と結果を残している。

 「(外野は)どこでも(守れるように)、しっかり準備していきたい」

 昨季は秋山が中堅のポジションで110試合に出場した。しかし昨年10月に右膝手術を受けた影響で今季は膝への負担を考慮して、左翼起用が見込まれる。そのため野間は昨季96試合の先発のうち、19試合の出場だった中堅で起用される可能性もある。レギュラー定着へ向けて外野の全ポジションを視野に守備の準備も進める。

 昨年は春季キャンプ中に体調を崩し、万全な調整ができなかった。「今年は大丈夫でした」と安堵(あんど)したが、「実戦でいろいろ課題は出てくると思う」と気を引き締める。

 「(年齢が)下の子というより、上に秋山さんがいる。そこに少しでも追いつけるように頑張りたい」

 オープン戦では外野のレギュラーを巡って、田村、久保、中村健ら若手が猛アピールを続けている。しかし実績ある10年目は若手の台頭を意識することなく、上を見ていた。

 「秋山さんは凄い。オフに手術した方の動きなのかなというくらい、凄い動いていた。体力お化けです…」

 2軍キャンプをともに過ごした秋山から刺激を受けた。ベテランに負けじと、31歳の野間も、ここからアクセル全開で「3・29」に向けて突っ走る。(長谷川 凡記)

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