西武・佐藤龍世がプロ初3戦連続マルチで打率・270 出塁率・350超「自分の打撃と見つめ合ってきた」

[ 2023年9月3日 17:55 ]

パ・リーグ   西武2―3ソフトバンク ( 2023年9月3日    ベルーナD )

西武・佐藤龍
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 西武・佐藤龍世内野手(26)が自身プロ初となる3試合連続マルチ安打を記録し、存在感を強めた。

 「7番・三塁」で3試合連続スタメン出場すると、5回先頭、カウント2―2から相手先発・森の低めのカーブを見逃し、最後は直球を中前打。9回は絶対的守護神・オスナに追い込まれながらもカットボールを左翼越え二塁打とし「自信になる。結果も出ているので、継続していきたい」とうなずいた。

 守備でも気迫を見せる。捕球はできなかったが、三塁ベンチ際のファールフライに食らいつき、ベンチにダイビング。落ちそうになった体をコーチに支えられた。5回1死二、三塁では捕手・柘植の三塁牽制球がワンバウンドに。「タイミングがセーフだったので止めることが優先」と体を張ってストップ。松井監督は「常に体張っていますからね。“何とか”という彼の気持ちが強いと思う」と守備に懸ける思いを感じ取っていた。

 多くないチャンスの中で結果を残し続け、打率・270、出塁率は・350超え。「元々、三振が多くて四球を取れないバッターだったので、四球を取れたらいいなとは思っていた。でも、まずは率を残すことを目標にして、自分のバッティングと見つめ合ってきた結果、選球眼が良くなってきた」と分析する。ホームの試合後、室内での打撃練習を続けてきた成果は確実に現れている。

 それでも、チームは5カード連続負け越しつ苦しい状況。「まずは試合出たら勝つことに執着したい」と何よりも勝利を求めている。

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