ソフトB・板東 5勝目も6回途中降板に反省「野手、中継ぎの皆さんに助けてもらってばかり」

[ 2023年9月3日 05:01 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6-2西武 ( 2023年9月2日    ベルーナD )

<西・ソ>ソフトバンク先発の板東(撮影・久冨木 修)
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 ソフトバンク・板東はベンチに戻るとあごに手を当て、考え込んだ。6―2とリードした6回2死満塁での降板が、悔しかった。

 「意外と(球は)操れているなと思ったけど、それが空回りした。野手、中継ぎの皆さんに助けてもらってばかりで申し訳ない」

 立ち上がりも苦しかった。1―0の初回2死二塁、渡部に左越え適時打を許し同点。蛭間の左前打で2死一、二塁から外崎が右前打。ただ、ここは右翼・柳町の本塁への好返球で最少失点でしのいだ。

 捕手の甲斐の言葉が効いた。「どんどん、攻めていい」。開き直り、より腕を振った2回以降は3イニング連続打者3人で抑え「おかげさまで立ち直れた」と初回の被安打5から失地を回復した。

 自主トレの師匠・和田が、8月31日のオリックス戦で今季最長7回無失点。「僕も頑張りたいし、負けられん」とたっぷり刺激を受けた27歳は5回2/38安打2失点で5勝目を手にした。ただ、同時に42歳左腕の偉大さも実感した夜になった。

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