大野豊氏 広島・森下の完投でブルペン陣休養はデカい 難所の8回、7球で中軸片づけた投球は見事

[ 2023年9月3日 06:31 ]

セ・リーグ   広島3-1中日 ( 2023年9月2日    マツダ )

大野豊氏
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 【大野豊 視点】森下はよく粘った。序盤は直球、カットボール、チェンジアップが思うように制球できておらず、決していい状態ではなかったと思う。それでも失ったのは本塁打による1点だけ。走者を出しても粘り強く投げ、要所を締めたのはさすがだ。

 ツキもあった。3―1の5回2死一塁で、カリステの右中間への打球がワンバウンドでスタンドへ。エンタイトル二塁打にならなければ、間違いなく2点目を失っていた。カープへのいい流れを感じるシーンだった。

 6回以降は彼本来の投球。カーブで緩急を使いながら修正し、前述した3球種が徐々に操れるようになっていた。完投する上で大きかったのは8回だ。細川から始まる中軸3人を7球で退けた投球。難しいゴロを複数回にわたって処理したデビッドソンをはじめ、バックの好守も光った。

 首位・阪神がどうこうではなく、カープはもう勝ちを積み重ねていくしかない。そんな状況で森下が連敗を止め、かつ9回を1人で投げ切ってブルペン陣を休ませることができたのは非常に大きい。 (本紙評論家)

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