工藤公康氏 西武時代の米国武者修行で球速10キロ増の理由「1Aをクビの選手に野球辞めるのか聞くと…」

[ 2023年8月20日 15:44 ]

工藤公康氏
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 元ソフトバンク監督の工藤公康氏(60)が、槙原寛己氏(60)のYouTube「ミスターパーフェクト槙原」に出演。飛躍のきっかけとなった西武時代の米国武者修行を振り返った。

 西武では左のワンポイントが最初の仕事場だったが、広岡達朗監督から「成長の跡がない」と3年目の秋に米国のカリフォルニア・リーグ武者修行を命じられた。

 マイナーリーグ1Aのチームでプレーしていたが、そこでは毎週のように誰かがクビを宣告された。

 工藤氏は1Aを去る選手何人かに「どうするの?野球辞めて故郷に帰るの」と聞いたという。

 ところが彼らは「辞めないよ。たまたま調子も悪くてクビになっただけ。俺には能力があるから」と次のチャンスを探しに向かったという。

 クビになってもメジャーの夢を諦めないモチベーションの高さが、工藤氏を変えた。

 帰国後は当時の投手としては珍しいウエートトレーニングにも真剣に取り組み、球速10キロ増やし、翌年から先発投手として起用されるほど成長した。

 工藤氏は「それまで言われてやるだけ。何も身についてなかった。米国に行って自分を信じてやらなければうまくならないと学んだ」と振り返った。

 同郷同学年の槙原氏は感心しながら「そのへんから俺と公康と差が出てきた」と笑わせた。

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