広島・栗林 完璧火消しで球団初の入団3年連続2桁セーブ 休養の矢崎に「情けない姿見せられない」

[ 2023年8月20日 06:30 ]

セ・リーグ   広島6-3巨人 ( 2023年8月19日    マツダ )

<広・巨>最後を締めた栗林は会沢(左)からウイニングボールを受け取る (撮影・奥 調)
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 広島・栗林が7月27日ヤクルト戦以来となるセーブ機会のマウンドで、完璧な働きを見せた。6―3の9回に登板。先頭の長野を151キロ直球で右飛に抑えると、続く門脇も152キロの直球で空振り三振に料理。最後は浅野を鋭く落ちるフォークで空振り三振に仕留め、10セーブ目だ。

 「(セーブ機会が久しぶりで)緊張感はあった。10セーブ目を取れたのも、チームのおかげ。矢崎さんが戻ってくるまで情けない姿を見せられないですし、しっかり仕事ができるように頑張りたい」

 この日、現守護神・矢崎がリフレッシュ目的で抹消された。その代役として抑えを任された右腕。入団1年目から3年連続2桁セーブは球団初で、15~19年に5年連続のDeNA・山崎康以来のプロ野球史上2人目となった。9回を託した新井監督も「こっちは安心して見ていた。いいものを見せてくれている」とうなずいた。

 チームは4年ぶりに巨人戦のシーズン勝ち越しを決め、土曜日のマツダスタジアムは開幕10連勝。首位・阪神とのゲーム差は変わらず7だが、誰一人、奇跡を諦めていない。(長谷川 凡記)

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