大谷翔平 4試合ぶり無安打も、チームは接戦制する「逆なおエ」勝利で借金2に Wヘッダー第1戦

[ 2023年8月20日 07:41 ]

ア・リーグ   エンゼルス7-6レイズ ( 2023年8月19日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ Wヘッダー第1戦>4回、外野フライに倒れ悔しがる大谷(撮影・光山 貴大)
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 エンゼルスの大谷翔平投手(29)は19日(日本時間20日)、本拠地アナハイムでの、レイズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・DH」で出場。4試合ぶりの無安打に終わったが、チームは序盤のリードを投手陣が守り切って最少得点差で勝利を収めた。大谷が打てなくても、チームが勝つ。まさに「逆なおエ」の勝利となった。大谷は3打数無安打で打率・305となった。

 快音は試合を通して響かなかった。初回1死からの第1打席はレイズ先発・グラスノーのスライダーにタイミングが合わず、空振り三振。2、3打席目は左飛に倒れ、4打席目はリーグトップを独走する今季76個目の四球だった。

 大谷自身は得点に絡むことはなかったが、この日は打線が序盤から活発に機能。0-2の2回、3連打と犠飛で同点とすると、3回には4安打に相手のバッテリーミスを絡めるなど一挙4得点。先発・シルセスは4回途中5失点で降板するも、2番手・キャニングからムーア、ロペスとつなぎ、リードを守り切った。

 南カリフォルニアに接近中のハリケーン「ヒラリー」。大リーグ機構は18日(同19日)の段階で、悪天候が予想される20日(同21日)の試合を前倒した。ダブルヘッダーとなったこの日の第1戦をエンゼルスが総力でモノにした。

 チームは勝利を収めたが、8月は5勝12敗といまだプレーオフ圏内進出へ、厳しい状態が続いている。この日こそ一休みとなったが、チーム浮上のカギは大谷の投打が握っていることは間違いない。

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