8月は長打率・632と好調鈴木誠也、要因はアプローチの変化!?、初球スイング率31%

[ 2023年8月20日 09:27 ]

<カブス・ロイヤルズ>7番・右翼で出場し、4打数2安打だったカブス・鈴木
Photo By ゲッティ イメージズ

 カブスの鈴木誠也(29)は8月、打率・316、3本塁打、7打点の好成績。特に良くなっているのは低迷していた長打率で・632、OPS(出塁率+長打率)も・957となっている。

 実況中継のマーキー・スポーツネットワークは19日(日本時間20日)、この好成績を積極的なアプローチと関連付けて説明している。

 鈴木はボールをよく見て行くタイプだが、結果が出ない時は、これを消極的と批判されてしまう。メジャーでの初球のスイング率はリーグで3番目に低く、今季の4月も12%、5月は9%、6月は12%、7月は14%だった。それが8月は31%と初球から積極的に振っている。ちなみに初球スイング率のリーグ平均は28%。トータルのスイング率も4月が40%、5月が35%、6月は41%、7月は43%とリーグ平均の47・5%に比べて低かったが、8月は50%と上げた。初球スイング率も、スイング率も、これまでで最も高い数字だ。

 19日(20日)のロイヤルズ戦では「8番・右翼」でスタメン出場。3打数1安打1打点で、6-4の勝利に貢献した。

 第1打席は2回無死3塁のチャンスで、1-2からブレイディ・シンガーの放った4球目、外角低めのスライダーをセンターに運び、犠飛とした。第2打席は4回の先頭で、再びシンガーが相手。2-1から真ん中低目のスライダーを三塁内野安打。3番イアン・ハップの適時打で生還した。

 実況解説のリック・サトクリフ氏は「カブスファンは誠也が日本でどれだけ素晴らしい選手だったかを知っている。そして私もその一人だが、カブスでも素晴らしい選手になると信じている。今日は犠飛で打点を挙げ、2打席目は当たりの良くない内野安打だったが、得点した。良い日だった」と称賛している。

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