楽天 三度目の正直で舜平大攻略!過去2戦0点天敵から3点 先制打の小深田「ミートの意識を強くした」

[ 2023年7月7日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天3―0オリックス ( 2023年7月6日    楽天モバイル )

<楽・オ>勝利し、ガッツポーズの(左から)岸、村林、小深田(撮影・光山 貴大)
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 三度目の正直で攻略に成功した。楽天打線が山下に7安打を浴びせて3得点。これまで完全に封じられていた難敵にきっちりリベンジした。

 初回から各打者が明確な意図を持って打席に立った。1死走者なしから小深田と小郷が連続で中前打。ともに捉えたのは154キロの直球だった。3回はこの日、1軍昇格した西川の中前打をきっかけに1死二塁とし、小深田が「球が速いので指半分ぐらいバットを短く持って、前回よりもミートの意識を強くした」と中前適時打で先制。この回の2安打も、ともに150キロ台中盤の直球を捉えた。4回もフランコ、辰己、村林の3安打全て直球。相手の最大の武器である速球を徹底的に狙い打った。

 初対戦では10三振を喫しプロ初勝利を許し、2度目は7回でわずか2安打と、過去2戦は計12イニングで4安打、無得点、15三振。反省を生かして「センター返し」という打撃の基本に立ち返った。7安打は全て直球を捉えた単打。うち6本の打球方向は中堅から逆方向だった。4回に2点適時打を放った村林も「良い準備ができていた。積極的にいった」と胸を張った。

 宮城、山下と2試合連続で好投手を打ち崩してカードを勝ち越した。「狙ったからといって簡単に打てる投手じゃない。しっかり仕留めてくれたうちの打者を頼もしく思います」と今江打撃コーチ。勢いに乗りそうな2連勝となった。(重光 晋太郎)

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