元阪神・吉竹監督率いる九州産 シード校の筑陽学園に5回コールド完勝「出来すぎです」

[ 2023年7月7日 04:00 ]

九州産・吉竹春樹監督

 福岡大会は2回戦の19試合が行われた。阪神、西武で活躍した吉竹春樹監督率いる九州産は11―0の5回コールドで筑陽学園を下した。

 阪神、西武で通算553安打を放ち、引退後は阪神などでコーチを務めた吉竹監督率いる九州産が、シード校の筑陽学園に11―0の5回コールドで完勝。2年ぶりの夏1勝を挙げた。2回に打者14人で9点を挙げるなど投打で圧倒し、指揮官は「出来すぎです」と目尻を下げた。

 打線を引っ張ったのは2番の渡辺拳伸。3安打2打点に「一人一人が自分の仕事ができたと思います」と胸を張った。組み合わせ抽選で初戦がシード校と決まった時から「倒したら流れがくる」とチームの士気は上がったという。5日には福岡工大城東、この日の試合前には東福岡とシード校が続々と敗れており、「自分たちもいける」と流れに乗った。

 吉竹監督からは「自分たちのやるべきことをやって、一人一人が役割を果たせば勝てる」と言われている。まさにそれを実践しての勝利。セ・リーグで首位を走る猛虎の勢いにもあやかり、77年の夏以来、46年ぶりの聖地を目指す。

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