DeNA今永昇太 自己最多で球団タイ記録の15奪三振で6勝目 7者連続K2度は史上2人目

[ 2023年7月7日 20:54 ]

セ・リーグ   DeNA2―1巨人 ( 2023年7月7日    東京D )

<巨・D>7回、ピンチを抑え雄叫びを上げる今永(撮影・西尾 大助)
Photo By スポニチ

 DeNAの今永昇太投手(29)が7日の巨人戦(東京ドーム)に先発し、7回、113球を投げ6安打1失点の快投。自己最多でセ・リーグ記録にあと1と迫る毎回の15奪三振で6勝目を挙げた。

 2回先頭の岡本和に対し、カウント2ボール2ストライクからの5球目の151キロ直球が高めに浮き、左中間席へ先制ソロを打たれた。それでもギアを上げ、巨人・戸郷との「エース対決」で気迫の投球をみせた。

 3回、3アウト目を北村を空振り三振に斬って奪うと、そこから奪三振ショーを展開。4回まで7者連続三振を奪った。5回先頭の中田は遊飛で、セ・リーグ記録の8者連続三振はならなかったが、今永にとって7者連続奪三振は2度目。「7者連続奪三振」の2度達成は西口文也(西武)だけで、セ・リーグでは史上初の快挙となった。

 さらに今永の勢いは止まらない。1点リードの7回1死二、三塁のピンチでは代打・長野を151キロ直球で空振り三振に仕留め、自己最多タイの14個目。さらに代打・岸田も空振り三振で大きくガッツポーズを作った。15三振は自己最多で球団タイ記録。セ・リーグ記録にあと1と迫る快投だった。

 バッテリーを組んだ戸柱が7回に勝ち越しの右越えソロ。そのリードを8回は伊勢、9回は守護神の山崎が守った。

 今永は自身4連勝。左腕の熱投で、チームは、この日試合が中止となった首位・阪神に1ゲーム差と迫った。

 ▼今永 僕なんかよりも、8回、9回投げるピッチャーの方がしんどい思いをして投げている。野手も緊迫した場面で守ってくれている。本当に勝ちがついて、チームが勝てて良かったと思います。(15三振は)相手の戸郷選手もものすごくいいピッチングをしていましたし、戸郷選手に引っ張られるように自分のいい投球ができた。戸郷選手にも感謝したいと思います。15奪三振の中で、(7回の)最後の2つだけ狙いにいってとれた。自分によくやったといってあげてもいいと思います。あそこは前に飛ぶと何かが起こってしまうので。何も起こさせないようにしたいと思っていた。一つ一つ勝っていくしかないので、目の前の一戦を丁寧に戦っていきます。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年7月7日のニュース