関本賢太郎氏 疑問だった阪神・佐藤輝の守備位置 決まり事がおろそかになっているのなら少し不安

[ 2023年6月11日 07:00 ]

交流戦   阪神3-4日本ハム ( 2023年6月10日    エスコンF )

<日・神>ダンスには目もくれず、ベンチで思い悩んだ様子の佐藤輝(中央)(撮影・北條 貴史)
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 【関本賢太郎 視点】阪神の三塁・佐藤輝の守備位置を疑問に思った。3―3の8回裏、この回先頭・江越に三塁線を破られる二塁打を許した。同点の終盤なら、一塁手と三塁手はそれぞれライン際に詰めるのがセオリー。確認事項で、一塁線と三塁線は締めるようにベンチからも指示が出る。

 (1)ライン1メートル以内を守れ(2)飛び込めば届く辺りを守れ(3)通常の守備位置を守れ、の3パターンがあるが、ここでのベンチからの指示が何番だったのかは分からない。もしくは指示を受けた佐藤輝がその通りに守らなかったのかもしれない。しかし佐藤輝は飛び込みもしなかったし、結果的に、その江越に決勝のホームを踏まれた。

 江越の打球は三塁ベース上をかすかに触れるくらいの際どい打球だったため、仮にライン際を詰めていても長打になっていたかもしれない。しかし、打てないこと、連戦中で疲れがあるなどは仕方のないことだが、チームの決まり事がおろそかになっているのなら、少し不安に感じる一敗だ。 (本紙評論家)

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