阪神に移籍するソフトB・大竹耕「ホークスには感謝してもしきれません。ひと花咲かせようという気持ち」

[ 2022年12月10日 05:00 ]

現役ドラフト

現役ドラフトで阪神への移籍が決まった大竹耕
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 9日午後1時から開催された現役ドラフトは2時には終了した。ソフトバンク・大竹耕は球団からの電話連絡を受けて阪神への移籍を通達された。

 「大した実績のなかった僕の可能性を見いだし、プロ選手にさせてくれたホークスには感謝してもしきれません。寂しい思いはありますが、育ててもらい、プレーしたことは人生の財産です。新天地で、ひと花咲かせようという気持ちになっています。これからも僕らしく頑張ります!」

 左腕は球団を通じコメントした。早大卒で17年育成ドラフト4位で入団。翌年に支配下となり、19年にキャリアハイの17試合に登板し5勝を挙げた。ただ、ここ3年は球のキレで勝負する技巧派の主戦場がファームとなり、21年から2年連続で1軍登板2試合のみ。今秋のキャンプでも筑後での3軍だった。

 三笠GMは出番が減ってきていた大竹耕をリストアップした思惑を明かした。「指名が多かった球団から順番に指名していくルール。そういう意味でトレード候補であり、魅力に思う選手をリストアップするのが戦術。そのバランスで大竹投手が候補になった」とした。ソフトバンクでは通算35試合を投げて10勝9敗、防御率4・07だった。「能力は高いが1軍登板機会がなかった状況なのでリストアップの理由になった。いいタイミングだった。育成から育った選手。経験を生かして阪神で活躍してほしい」と三笠GMはエールを送った。

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2022年12月10日のニュース