ダルビッシュがWBC出場表明「栗山監督に出場しなさいと言われたので」大谷に続き日本人メジャー2人目

[ 2022年12月6日 15:40 ]

<2009年 第2回WBC> 最後の打者を空振り三振に仕留めて大会連覇を達成し、雄たけびを上げるダルビッシュ
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 パドレスのダルビッシュ有投手(36)が6日、来年3月の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する意思を明らかにした。

 ダルビッシュは6日にツイッターを更新。「栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します」とした。

 選出となれば、2連覇を果たした09年の第2回大会以来、3大会14年ぶり。36歳での選出は投手としては、06年の第1回大会の大塚晶則の34歳を抜いて史上最年長。日本人メジャーリーガーの出場意思表明はエンゼルス・大谷に続き2人目となった。日米通算188勝を誇る百戦錬磨の右腕と二刀流の最強コンビで3大会ぶりの世界一を目指す。

 ダルビッシュはシーズン中の8月9日に侍ジャパンの栗山英樹監督の訪問を受け、出場を打診されていた。その後、報道陣の取材に対し、「栗山監督と試合を一緒にやりたいという気持ちもありますし、ミーハーなところなんですけど、(日本の)有名な若い選手たちと一緒にプレーできる機会がなかなかない。凄く魅力的」と前向きに語っていた。一方、出場すればオフに家族と過ごす時間が少なくなることを懸念し「自分が出たいから出るっていうだけじゃ終わらない」と迷える胸中を吐露していた。

 09年大会でのダルビッシュは通算で13回を投げ、2勝1敗、防御率2・08、大会最多の20奪三振。大会当初は松坂大輔、岩隈久志との先発3本柱として起用され、準決勝、決勝戦は抑えで登板し、決勝戦は勝利投手となった。栗山監督はその実力に加え、豊富な知識と経験を生かし、優勝した06、09年大会で精神的支柱となったイチロー、松坂のような役割を担うことにも期待している。

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