阪神・嶌村球団本部長 メジャー目指す藤浪の夢尊重 交渉不成立でも残留認める方針

[ 2022年10月18日 05:15 ]

球団がポスティングシステム利用を容認したことを受け会見した藤浪(代表撮影)
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 阪神の嶌村聡球団本部長(55)は、球団のポスティングシステム容認の経緯について言及し、プロ10年目を迎えた藤浪の夢を尊重したことを明かした。

 「元々メジャーへの夢があり、10年経って球団の方にぶつけたいということ。本人から“完全なるお願いではあるんですけど”という前提で(話があった)個人としては応援したい気持ちがある、と」。昨年12月の契約更改の場で思いを聞き、開幕前に「認める考えはある」と本人には伝えたという。今シーズン終了後に岡田新監督の承諾も得て、本人に通達。この日の正式発表に至った。

 同本部長は「なぜ認めたのかというと、10年間やってくれたこと、イニング数で言うと約1000。今年1000奪三振もあげてくれた」と実績面も考慮したことを強調。一方で、仮に交渉が成立しなかった場合の来季の阪神残留についても「それはそうです」と認める方針を明かした。

 「最後は阪神のユニホーム着てと。(藤浪から)ありがとうございます、という話はした」とメジャー移籍が実現した上で、将来的な阪神復帰に関しても期待を寄せていた。 

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2022年10月18日のニュース