ヤクルト 19安打6発被弾19失点やり返された 巨人に大敗…小休止、“アヒル飛来”ハプニングで中断も

[ 2022年6月25日 17:34 ]

セ・リーグ   ヤクルト5―19巨人 ( 2022年6月25日    神宮 )

<ヤ・巨>5回、マウンドのサイスニード(中央)の所に集まるナイン(撮影・久冨木 修)     
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 ヤクルトは25日、神宮で巨人と対戦。前夜の19安打16点爆勝から一転、この日は先発サイスニードが初回に4失点するなど3回までに6失点の乱調。中継ぎ陣も失点を重ね、終わってみれば巨人打線に19安打、6発を浴び19失点と大敗。連勝は3でストップし、12カード連続勝ち越しはお預けとなった。

 前回17日の登板(神宮)では広島を相手に来日2年目で自己最長となる8回を投げ今季4勝目を挙げたサイスニードが初回から巨人打線につかまった。先頭の増田陸に中前打、続く丸に右前打を打たれ、いきなり無死一、二塁のピンチを招く。3番・ウォーカーはボテボテの投ゴロに打ち取ったもののランナーはそれぞれ進塁。1死二、三塁で迎えるバッターは4番・岡本和。3球目のスライダーをうまく捉えられ左中間を破る先制2点タイムリーとなってしまった。その後2死一、三塁となり、暴投で二、三塁とした後に7番・大城に再び左中間を破られる2点タイムリーを打たれ、初回に4失点とまさかの立ち上がりとなった。2回には1死から1番・増田陸にソロを打たれ5失点目。3回にもポランコに右中間スタンド中段に飛び込むソロを浴び3回を投げ終え6失点。サイスニードは結局5回を投げ3被弾7失点(自責5)で降板した。

 打線は4回2死一塁で5番・青木が相手先発シューメーカーの4球目143キロのストレートを強振。打球は右翼席に飛び込み、父の日だった19日の広島戦(神宮)以来となる3号2ランとなった。「打ったのはツーシーム。まだまだ諦める点差ではないので1点でも返そうという気持ちで打席に入りました。ホームランになってくれて良かったです」

 2―12と10点を追う6回。山崎と村上のタイムリーで2点を返し、なおも1死一、二塁のチャンス。大逆転を期待するムードが高まった神宮球場内の右中間付近に一羽の「黄色いアヒル」が強い風に揺られながら“飛来”した。試合は一時中断し、巨人の中堅手・丸が笑いながら右に左に「黄色いアヒル」と追いかけっこ。最終的にスタンドに戻った黄色いアヒルの風船は観客の手にスッポリ収まった。ほのぼのとした光景に二塁ベース上の村上もニッコリ。神宮内には温かな笑い声と拍手が広がった。

 しかし、中断明け。相手先発シューメーカーに代わって2番手でマウンドに上がった鍬原の4球目カットボールを6番・内山がひっかけ三ゴロの併殺打に。高まりを見せていた諦めないヤクルト打線の反撃は2点どまりで終わった。

 2番手の坂本も3被弾8失点、3番手・木沢が4失点。前日に19安打で16点を奪った打線は5点どまりで前夜に大勝した巨人に大敗。カード成績を1勝1敗のタイとして12カード連続勝ち越しは26日にお預け。しかし、2位・巨人とのゲーム差は依然2桁の「10」。ヤクルトにとっては小休止の1敗となった。

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