阪神・湯浅 高卒から独立L経てプロ入り 今後もパイオニアとしての覚悟胸に

[ 2022年6月25日 05:15 ]

セ・リーグ   阪神6ー4中日 ( 2022年6月24日    甲子園 )

<神・中>8回、気迫の投球を見せる湯浅(撮影・平嶋 理子)
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 【記者フリートーク】異色の経歴も、今や誇れるものだ。阪神・湯浅は甲子園でのベンチ入りがかなわなかった聖光学院から独立リーグのBC富山に加入。「迷いはなかった。高校では不完全燃焼。大学も考えたけど、野球だけに集中してやりたい気持ちが強かった」。進路決断の時期に同じ独立リーグの四国徳島から伊藤が高卒1年で西武にドラフト指名(17年3位)されたことにも背中を押された。

 「両親も(チームを)探してくれた。難しい道とは思ったけど、絶対1年で独立からプロにいく思いで決めた」。決意した通りBC富山からは初めて支配下枠でのドラフト指名(18年6位)を勝ち取り、入団後は3度の腰椎分離症を乗り越えた。

 「自分が活躍することによって、高卒の選手たちの進路の一つとして(独立リーグが)選択肢になると…興味を持ってもらえれば」。“パイオニア”としての覚悟も胸に、これからもマウンドに立ち続ける。(阪神担当・阪井 日向)

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2022年6月25日のニュース