「ベンチは似合わないぞ！」阪神・梅野に届いた同期・岩貞の“叱咤”　2人でてっぺんを目指す

セ・リーグ   阪神6ー4中日 （ 2022年6月24日    甲子園 ）

＜神・中＞8回、勝ち越しの適時打を放つ阪神・梅野（撮影・平嶋　理子）
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　【記者フリートーク】昨季の最終盤、ヤクルトと熾烈（しれつ）な優勝争いを繰り広げる中、阪神・梅野は11試合連続のベンチスタートでレギュラーシーズンを終えた。「グラウンドで力を出せないのは、選手として一番悔しい」。さまざまな感情を抱え、悩み、苦闘していた。

　そんな時、スマホにLINEが届いた。「ウメはベンチは似合わないぞ！」。送り主は大学時代からの盟友でドラフト同期入団の岩貞だった。当時、2軍で再調整中。叱咤（しった）や激励…見いだした意味は一つじゃなかった。「サダもその時1軍にいなくて悔しい思いだったと思うけど、気持ちがうれしかった。サダだからこそ俺のことが分かることもある。その言葉はすごくありがたかった」と今でも忘れない。

　ともにタテジマに袖を通して9年目。2人で見たい景色がある。「まだ入団して優勝を経験していない。最後に笑っていられる俺らがいるように」。一緒に“てっぺん”を目指す。（阪神担当・遠藤　礼）