広島、3連敗で今季ワースト借金3 龍馬離脱後の3番打者は打率・108…

[ 2022年6月17日 21:57 ]

セ・リーグ   広島2―7ヤクルト ( 2022年6月17日    神宮 )

<ヤ・広>引き上げる佐々岡監督(撮影・長久保 豊) 
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 広島はリーグ戦再開初戦だった17日のヤクルト戦でも交流戦と同様に投打ともに振るわず、2―7で惨敗した。31歳の誕生日登板だった大瀬良大地投手が4失点して今季最短の4回降板。いまの打線に取り返す力はなく、3連敗で今季ワーストの借金3まで後退し、18日にも4位転落の危機を迎えた。

 先制した3回は、なお1死一、二塁で菊池涼介内野手(32)が遊ゴロ併殺打。6回無死一塁でも三ゴロ併殺だった。昨季は6月4日の楽天戦で一度だけあった3番。今季は初めてで4打席とも走者を置き、8回2死一、二塁では痛烈な一直が正面を突くなど無安打に終わった。

 佐々岡真司監督(54)は「本人(菊池涼)には3番になっても変わらずに2番のスタイルでやってくれとは言った中でね…。(西川)龍馬がいない中で3、4、5番をあまり動かしたくないとなると、レギュラーで出ている中で菊池というところで考えた」と説明した。

 西川龍馬外野手(27)が下半身のコンディション不良で先発を外れた3日以降(5日に登録外)、今回の菊池涼で5人が3番で先発し、計10試合で打率・108(37打数4安打)、0本塁打、3打点。先発3番の最後の安打は5日オリックス戦の3回に中村奨成捕手(23)が放った中前打で、直近7試合は安打がなく、西川の穴を埋められず、得点力の低下に直結した。

 9回無死満塁では小園海斗内野手(21)の中前適時打で1点を返しながら、代打攻勢を送り出した長野久外野手(37)が空振り三振、会沢翼捕手(34)が投飛に倒れた。ヤクルトには1勝5敗1分け。投手のサイスニードに2打席連続のバスター安打を許すなど、チーム力の差を見せつけられ、今後の苦戦を覚悟せざるを得ない再スタートになった。

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2022年6月17日のニュース