栗山ジャパン、村上&清宮の招集あるぞ! 8・1U―23NPB選抜VS大学・社会人選抜で初采配

[ 2022年6月17日 05:30 ]

侍ジャパン・栗山監督
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 日本野球機構(NPB)と全日本野球協会(BFJ)は16日、神宮球場で8月1日に行われる「野球伝来150年プロ・アマ記念試合」で、侍ジャパン・栗山英樹監督(61)がU―23NPB選抜を指揮すると発表した。対戦する大学・社会人選抜の監督は社会人日本代表・石井章夫監督(57)。3月の台湾戦がコロナ禍で中止となっており、栗山監督にとって代表ユニホームで初采配となる。メンバーは7月4日に発表される。

 1872年に米国人のホーレス・ウィルソンが日本に野球を伝えてから今年で150年。これまで野球を支えてきた先人たちに敬意を表して開催される記念試合だけに、栗山監督は熱い思いをコメントに込めた。

 「野球伝来150年という記念すべき試合のU―23NPB選抜の監督を任せていただき光栄です。ファンの皆さんには、球界の未来を背負う若い選手たちが活躍するのを楽しみにしていただきたいと思います」。このコメントの中で強調した若い選手たちは来年3月のWBCへつながる可能性もあり、メンバー選考は重要だ。

 99年から04年生まれと今年の新人全員が対象で、原則として各球団から2人ずつ選ぶ予定。野手では現在セ・リーグ2冠王のヤクルト・村上を筆頭に阪神・佐藤輝、日本ハムの清宮、野村、万波らが候補に挙がる。投手は後半戦が始まったばかりの時期で、1軍ローテーションに入っているロッテ・佐々木朗らの選考は微妙だが、巨人・大勢、西武・平良らWBCでも楽しみな素材が候補に挙がると思われる。かねて栗山監督は「こういう記念の試合は意味を持たせないといけない」と話しており、将来へのメッセージも込めた選考になりそうだ。

 3月上旬に予定された台湾代表との強化試合がコロナ禍で中止となり、栗山監督にとっては侍ジャパンの指揮官就任後の初采配。「初めてコーチの皆さんと試合に臨むのでベンチ内の動きなども確認していきます」。WBC、球界の将来へ向けた代表初タクトに注目が集まる。

 ◇記念試合の開催要項 日本野球機構(NPB)、全日本野球協会(BFJ)が主催し、8月1日の午後6時から神宮球場で開催。9イニングで終了し、同点の場合は引き分け。DH制を採用する。入場券はローソンチケットで特別先行販売を24日午前10時から行う。一般販売は各プレイガイドで7月1日午前10時から。

 ≪大学・社会人選抜は日体大・矢沢らが候補≫大学・社会人選抜を率いる石井監督は「記念試合で監督を務めさせていただけるのは大変光栄。次の時代に向かって新たなスタートとなる、そんな試合ができれば」とコメントした。大学では日体大・矢沢、立大・山田、早大・蛭間らがメンバー候補。社会人でも日本製鉄鹿島・大津、大阪ガス・河野ら、今秋のドラフト上位指名候補の選出が予想され、「アマチュア代表にふさわしい戦いをお見せできると思います」と力を込めた。

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2022年6月17日のニュース