巨人・菅野 “軟投”で7回無失点も打線の援護なし、7勝目逃す 直球のスピードMAX144キロ

[ 2022年6月17日 20:04 ]

セ・リーグ   巨人0―2中日 ( 2022年6月17日    バンテリンD )

<中・巨>力投する先発の菅野(撮影・河野 光希)
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 巨人のエース、菅野智之投手(32)がリーグ戦再開となった中日戦(バンテリンD)に先発登板。MAX144キロながら7回6安打無失点と好投したが、打線の援護なく7勝目を挙げることはできなかった。

 中14日となった敵地でのマウンドは初回からピンチを招いた。1番・大島に2球目スライダーを中前打され、2番・岡林の初球にエンドランがかかって投ゴロで1死二塁。続く3番・高橋周への初球は右太ももを直撃する死球となって開始からわずか4球で1死一、二塁のピンチを背負った。それでも4番・ビシエドをスライダーで空振り三振、5番・阿部を二直に打ち取って無失点スタートを切った。

 だが、2回も先頭のA・マルティネスに右前打を許した菅野。ここは木下を二ゴロ併殺打に打ち取った後、1軍復帰戦となった京田も二ゴロに仕留めて得点は許さなかった。3回、4回は3者凡退に打ち取ったが、直球のスピードは140キロ前後という苦しい投球。スライダー、カーブ、カットボール、ツーシーム、フォークなど多彩な球種を駆使して女房役の盟友・小林とともに何とかゼロを重ねていった。

 味方打線も相手先発左腕・大野雄を打ちあぐね、0―0のまま迎えた6回には内野安打2本に坂本の失策も絡んで2死一、三塁とされたが無失点。7回も無失点で終え、打線の援護を待った。だが、0―0のまま迎えた8回の攻撃は2死からポランコ、増田陸の連打と代打・中田の四球で満塁としながら菅野の代打に出た石川が3球三振に終わった。

 菅野の投球内容は7回で打者27人に対して84球を投げ、6安打無失点。4三振を奪い、無四球ながら1死球、直球のMAXは144キロだった。

 2日のソフトバンク戦(東京D)では原監督が「最強バッテリー」と呼ぶ盟友・小林と3月25日の開幕戦(対中日、東京D)以来69日ぶりに先発バッテリーを組み、球界屈指の強力打線を8回5安打無失点に抑えて両リーグ単独トップとなる今季6勝目(4敗)をマーク。予告先発投手として発表されていた9日の西武戦(ベルーナD)では発熱のため先発を回避し「特例2022」の対象選手として登録抹消となった。

 ▼菅野 丁寧に低めに投げることを意識していきました。その中で(小林)誠司がうまくリードしてくれて0点に抑えることができました。しっかりとコンディションを整えて、次の登板もいい投球ができるように頑張りたい。

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