巨人メルセデス、6勝目ならず 失点は川島に浴びた3ランのみも珍し1試合5四球 MAX151キロ

[ 2022年6月11日 16:09 ]

交流戦   巨人―楽天 ( 2022年6月11日    楽天生命パーク )

<楽・巨>5回、楽天打線を抑えてベンチへと戻るメルセデス (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の来日6年目左腕、C・C・メルセデス投手(28=ドミニカ共和国)が楽天戦(楽天生命パーク)で先発登板し、6回途中4安打3失点で今季6勝目を逃した。

 21歳の山瀬と初バッテリーを組んで試合に臨み、2回2死から8番・川島に真ん中付近へ入った初球の144キロ直球を左翼スタンドに叩き込まれる先制3ランを被弾。川島にとっては移籍後初アーチで、メルセデスにとっては4月20日の広島戦(東京D)で西川に打たれた1号2ラン以来今季2本目の被弾となった。

 味方打線に1点を返してもらった直後の4回には先頭・銀次に安打されるも辰己を併殺打に打ち取って2死走者なし。だが、ここから鈴木大、川島、太田の下位打線に3連続四球を与えて2死満塁のピンチを招いた。試合前まで58回1/3を投げて与えた四球がわずか13だったメルセデスが4回までに4四球。だが、何とかここは西川を打ち取って得点は許さなかった。

 5回は3者凡退。だが、6回2死から鈴木大を四球で歩かせると、ここで原監督が投手交代を告げ、メルセデスは悔しそうな表情を浮かべた。なお、ここで登板した2番手右腕・菊地が川島を空振り三振に斬ってしのいでいる。

 投球内容は5回2/3で打者25人に対して107球を投げ、4安打3失点。3三振を奪い、与えた四球は5つ、直球のMAXは2回に出た151キロだった。

 メルセデスは前回登板した4日のロッテ戦(東京D)は8回途中7安打1失点の好投で4月27日のDeNA戦(横浜)以来38日ぶりとなる今季5勝目(1敗)をマーク。「きょう受けてくれた小林選手としっかりコミュニケーションを取って、小林選手のほうから“いくぞ、いくぞ”とイニング間に応援してもらいましたし“しっかり低めのピッチングで攻めていくんだ”ってことを声かけてもらって、本当に小林選手のおかげだと思います」と女房役の小林に感謝していた。

 ▼メルセデス 2回ホームランを打たれて先制されたことが悔しいです。でも、回を追うごとに修正できたと思います。ビハインドで交代してしまったのはチームに申し訳ない。まだ試合が続いているのでベンチで応援したいです。

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2022年6月11日のニュース